木造の注文住宅ならやっぱり在来工法!その特徴や平均坪単価を教えます!
木造の注文住宅ならやっぱり在来工法!その特徴や平均坪単価を教えます!
注文住宅を建てるならば、やっぱり伝統的な木造の住まいを希望する、こんな施主さんも少なくありません。そんな日本の伝統的な木造住宅を建築する際に、これまで長らく採用されてきたのが、いわゆる在来工法とも呼ばれている木造軸組工法です。これは基礎の上から木材の柱や梁そして屋根等を組み上げていく、最もオーソドックスな工法で知られます。間取りや外観デザインなどの自由度が高く、増改築もしやすいため、自由設計の注文住宅にふさわしい工法と言えます。また木造とはいえ、筋交いや火打といわれる補強を加えるため、十分な耐震性が期待できます。その他にも木材ならではの優れた耐湿性や温度調節によって、夏場や冬場の気温変化にも強いと言われます。さらに木材独自の風合いや優しい肌触り、自然素材による健康面でのリスク軽減など、魅力あふれる様々なメリットがあります。なおこの在来工法の平均的な坪単価は、約50万円から約70万円が一つの目安です。
ツーバイフォーの注文住宅で知っておきたい特徴
木造の注文住宅を検討している方には、ツーバイフォーで建てることを希望するケースも珍しくありません。この工法は断面が2インチ×4インチの木材で柱や梁を組み上げ、さらに合板パネルを使用して、床や壁そして天井から屋根へと、6面体の構造を組み上げていく点に、大きな特徴があります。部材があらかじめ工場で加工された規格材なので、職人の熟練度に左右されることなく、均一で安定した品質の住宅を建築することが可能です。また工法もパターン化されており、同じ木造の在来工法よりも、工期の短期化やコストの軽減が期待できます。さらに建物全体をパネルによって面で支える構造なので、耐久性に優れ、地震の揺れにも強く、断熱性や気密性も高いことで知られます。他方で、規格化された建材やパターン化された工法のため、在来工法よりも設計の自由度が低いと考えられています。その上、在来工法と比べて、ツーバイフォーに対応できるハウスメーカーや工務店が少ないことも、デメリットと言えるでしょう。この工法の注文住宅を希望するならば、これらの特徴をしっかり理解した上で、慎重に検討を進めることが肝心です。